Scratch Illustrationd0154663_1585793.jpg

黒く塗られた石膏ボードを鋭利な刃物でスクラッチして光を創りだす技法です。この技法を道具に社会の中にちりばめられたユーモア、ギミック、ファンタジーの断片を路上の視野で拾い集め再構築できたらと思います。
このブログでは近作を中心に創作の周辺もあわせて紹介していきたいと思います


OUTLINE
●Gallery [Illustration File web]
●Art work motive [スクラッチボード / 登村ヘンリー著]
●Art work style [フレームワーク / 玄光社 イラストレーション]
●Art work technique [How to draw]
●Interview 1 [ON THE PRO'S DESK / ターレンスクラブ]
●Interview 2 [XFUNS]
●Art work material 1 [British Scraper Board]
●Art work material 2 [Cut Tool]
●Work profile






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d0154663_2348778.jpg某ビジネス誌の表紙用に制作したイラストレーション。
納品後、社会情勢の変化により掲載が見送られました。
週間のビジネス誌はスパンが大変短いうえにウェブと違って印刷の工程も経るので、情勢の変化にとても影響を受けやすく編集部の苦労が想像できます。
今回のイラストレーションはアメリカ(鷲)と中国(龍)を中心とした世界秩序の変化をイメージしたものです。

Illustration 磯良一












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# by goat-hill | 2017-04-16 23:51 | 雑誌
d0154663_21393987.jpg「おや、これはまた!」と、皇帝は絶句して叫んだ。「今や我が軍には、存在しない騎士も加わっておるのか?ちょっとばかし見せてみい」
アジルーフォはなお一瞬、ためらっているかのようであったが、やがてきっぱりとした、しかし落ちついた片手の動作で目庇をもちあげた。冑は空洞であった。虹色の羽根飾りを頂いたその真っ白い甲冑のなかには、誰も入ってはいなかったのだ。(本文より)

鎧の中はからっぽ――奇想天外な騎士道物語

勇猛果敢な騎士アジルールフォの甲冑の中は空っぽだった。騎士の資格を疑われて証をたてる旅に出た〈不在の騎士〉の奇想天外な冒険譚。

時は中世、シャルルマーニュ大帝の軍勢に、サラセン軍との戦争で数々の武勲を立てた騎士アジルールフォがいた。戦場にあっては勇猛果敢、謹厳極まる務めぶりで騎士の鑑ともいうべき存在。だが、その白銀に輝く甲冑の中はからっぽだった――。肉体を持たず、強い意志の力によって存在するこの〈不在の騎士〉は、ある日その資格を疑われ、証を立てんと15年前に救った処女を捜す遍歴の旅に出る。彼に恋して後を追う女騎士ブラダマンテ、さらにその後を追う若者ランバルドの冒険とあわせ、奇想天外な騎士道物語が展開する。文学の魔術師カルヴィーノが、人間存在の歴史的進化を寓話世界に託して描いた《我々の祖先》三部作開幕。

イタロ・カルヴィーノの《我々の祖先》三部作、『不在の騎士』 『木のぼり男爵』 『まっぷたつの子爵』の装画を担当することになりました。編集は藤原編集室の藤原義也氏。以前デイヴィッド・イーリイの作品等でご一緒させていただきました。藤原さんとお会いして、いつも感じるのは活字芸術に対する幅広い知識と造詣、そして深い愛情です。
年内、順次刊行されますので、ご期待下さい

[著者略歴]
イタロ・カルヴィーノ(1923-1985)
イタリアの作家。キューバで生まれ、2歳の頃イタリアに移住。第2次世界大戦中のパルチザン体験にもとづく長篇『くもの巣の小道』(47)で注目され、『まっぷたつの子爵』『木のぼり男爵』『不在の騎士』の《我々の祖先》三部作(52-59)では奇想に満ちた寓話的世界を創造。『見えない都市』(72)、『宿命の交わる城』(73)、『冬の夜ひとりの旅人が』(79)など、実験的手法を駆使した作品で世界的な評価を受け、「文学の魔術師」と評される。

白水社Uブックス
『不在の騎士』イタロ・カルヴィーノ ●訳 米川良夫 ●絵 磯良一 ●装幀 田中一光 / 片山真佐志








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# by goat-hill | 2017-03-11 18:39 |
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目の前を傘をさしたおばさんが歩いていた。私も傘をさそうかなと思ったが、霧のような細かい雨、まだいいかと傘を手に持ったまま歩いていると、一軒の家から出てきたその家の奧さん、傘を開きかけて空を見上げた。その人に目の前を歩いていたおばさんが笑顔で挨拶をした。こう言って .......。(本文より)

『どっちつかずの天使』岩松了 文 磯良一 絵

編集 川添史子 榊原律子 デザイン 柳沼博雅 堀内理沙
埼玉アーツシアター通信 2016 Vol.67 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団







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# by goat-hill | 2017-01-27 18:17 | 雑誌
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鉄の鳥 雲を慕う


Photo taken by Iso Ryoichi





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d0154663_194482.jpg『詩人と狂人たち』
G K チェスタトン
訳 南條竹則 装画 磯良一  
創元推理文庫
東京創元社

『逆説の探偵術が解き明かす、世にも奇妙なミステリ』


被害者の足跡と海星だけが残されていた浜辺の刺殺体。
不吉な象徴を配した家の晩餐になぜか十三人目の客として招かれた詩人。
「奇跡を起こす」と言い置いて巨大な塔から消失した男・・・・・・世界をさかしまに覗くことによって
真実を見出す詩人画家ガブリエル・ゲイルの、逆説の探偵術が解き明かす不可思議で美しい謎。
巨匠チェスタトンの魅力が横溢する八篇を収めた幻想ミステリ短編集。

[ G・K・チェスタトン ]

1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ『ブラウン神父』シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響をあたえた。また長編『木曜の男』などに顕著な独特な幻想性により、現在でも熱狂的な読者を獲得している。1936年没。

d0154663_1395925.jpg創元推理文庫

左 『皇帝のかぎ煙草入れ』
ジョン・ディクスン・カー
訳 駒月雅子
画 磯良一

右 『探偵ダゴベルトの功績と冒険』
バルドゥイン・グローラー
訳 垂野創一郎 
画 磯良一






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# by goat-hill | 2016-11-16 01:54 |
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私は完全に余力を無くした! 私の隣に座ってる味方のはずのTさんの膝も揺れてるような気がしてきた。え? グル!? このTさんも! 私を囲む三人で貧乏揺すり!! ……そうか、そうか、謝罪なんて、いや、謝罪というものは、こういうことだものな。これぞリアルというものだ。芝居にしてやる! タイトルは『謝罪』、副題もつけよう。《皆で貧乏揺すり》だ!..........(本文より)


『どっちつかずの天使』岩松了 文 磯良一 絵

編集 川添史子 榊原律子 デザイン 柳沼博雅 堀内理沙
埼玉アーツシアター通信 2016 Vol.66 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団






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# by goat-hill | 2016-11-12 21:29 | 雑誌
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DIAMOND Quarterly / ダイヤモンド社

特集『グローバリぜーション』

Illustration 磯 良一





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# by goat-hill | 2016-08-26 17:41 | 雑誌
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私は蜷川さんに告白する思いで「ブレヒトって読んだことないんですよ」と言った。
蜷川さんはちょっと笑ってからこうおっしゃった、「もう、読まなくていいんじゃない?」(本文より)

作者の岩松了さんは劇作家、演出家として活躍されていますが、役者としても数々の作品に出演され名脇役として知られています。
私の中で岩松さんといえばシュールなボケ役が絶妙だった『時効警察』の熊本課長でフィックスされています!(笑)

『どっちつかずの天使』岩松了 文 磯良一 絵

編集 川添史子 榊原律子 デザイン 柳沼博雅 堀内理沙
埼玉アーツシアター通信 2016 Vol.64 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団




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# by goat-hill | 2016-07-09 22:07 | 雑誌
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[ 額縁とは ] 

世界と他者を繋ぐ出入り口。世界を堅固に支持し物理的傷害から保護する。また化粧木によって世界に彩りを与えることもできる。



Photo taken by Iso Ryoichi





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d0154663_22164640.jpg[あらすじ]

夜明け前に狩りをしてはいけないと決められた森の番人役がガリューの仕事。

ある日の夜明け前、密猟者の銃声を聞いて飛び起きたガリュー。

決まりについて注意したガリューに、3人の一人が「決まりは知っている。遊びだ。私は、この国の王子だ。捕らえられるものなら、捕らえてみろ。やりたいことができなければ、つまらないではないか。お前も自由に暮らしたいだろう。」という王子。

ガリューは、「王子様の自由とは、わがまま勝手というものです。自分さえよければ何をしてもよいというのでは、周りの者は迷惑です。そんなものは、本当の自由ではありません。」と必死になって訴えた。

しかし、王子は聞かず、ガリューをとらえ、牢屋に入れた。

それから、何年かたち、王子は王となった。しかし、王のわがままはいっそうひどくなり、いつの間にか国中の人も勝手にふるまうようになり、世の中は乱れてしまった。そして、裏切りにあった王は、王位を奪われ、とらわれの身となる。

牢屋で、王に会ったガリューは、「あなたさまもとうとう自由を奪われてしまいました。」と言う。

しばらくして、牢屋から出されることになったガリューは、「あなた様がそこから出られる日がきたら、一緒に本当の自由を大切にして、生きてまいりましょう。」と言って、去っていった。

[うばわれた自由] 小学五年生 道徳 挿絵 磯良一  光村図書出版




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# by goat-hill | 2016-05-27 22:18 | 教科書
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『どっちつかずの天使』岩松了 文 磯良一 絵

編集 川添史子 榊原律子 デザイン 柳沼博雅 堀内理沙
埼玉アーツシアター通信 2016 Vol.63 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団









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# by goat-hill | 2016-04-28 16:38 | 雑誌